生活費を見直す!年収200万円でも貯金する方法

  • 2019.07.04
  • (更新日:2020.07.07)
  • 暮らし
生活費を見直す!年収200万円でも貯金する方法

年収200万円貯蓄ゼロという人、かなり多いのではないでしょうか。そういう私も、少し前までは似たようなものでした。いえ、実際には借金もありましたので、偉そうなことは言えませんが、低収入でも貯金することは可能です。

でも、収入が少ないのは事実ですので、1年間に100万円貯めるというのは無理です。できても毎月1万〜2万円といったところです。でも、これをするのとしないのとでは、生活の余裕がまったく違ってきます。どんなに収入が少なくても、少しずつ貯金をしておきましょう。

そうはいっても、生活をそのままにしてお金が貯まるわけはありません。いろいろと出費の見直しが必要になりますので、どこをどう改善すればいいのかについて、分かりやすくご紹介していきます。

年収200万での一般的な生活費

まずは年収200万の人が、どれくらいの生活をしているかを見ていきましょう。年収200万円となると、月収計算で16.7万円です。ここから税金や社会保険などを差し引くと、手取りは約13.4万円になります。これだけ見るとかなり絶望的な金額に思えますよね。

手取り13.4万円での標準的な生活費を見ていきましょう。

家賃40,000円
食費20,000円
光熱費10,000円
通信費8,000円
日用品5,000円
医療費5,000円
交際費20,000円
被服費10,000円
娯楽費16,000円
合計134,000円

食費がやや無理をしている感はありますが、13.4万円の手取りでもなんとかなりそうですね。ただ、余裕がまったくありませんので、友だちの結婚式などに呼ばれると簡単に破綻してしまいます。これを見直すことで、なんとかして1万〜2万円の貯金を目指すとしましょう。

許されるなら引っ越しをする

生活費の中で最も高額なのが家賃です。4万円というのは決して高い家賃ではありませんが、まずはこれを下げることを考えましょう。目標は2万円台で、それが達成できればそれだけで貯金の目標額を達成できます。

もちろん引っ越しにはお金がかかりますが、家賃が2.5万円だとして、敷金が2ヶ月分かかったところで、初期費用としては15万円で済みます。引っ越しも、いらないものはすべて捨て、軽トラックを借りて友人に助けてもらえば、食事代を出しても2万円もかかりません。

でも、家賃が2.5万円の物件なんてあるの?と思うかもしれませんが、探せば意外とあるものです。狙い目は大学近くの物件で、最近は大学に通わせるのに1人暮らしをさせる親が減ってきました。さらには少子化の影響もあり、大学近くのアパートは空き室だらけで、いずれも家賃を大幅に下げています。

少しイレギュラーな物件ですが、風呂なしトイレ共同で東京大学のある本郷周辺でも、なんと2.5万円のアパートがいくつもあります。東京のど真ん中で家賃が2.5万円です。

それは例外としても、例えば小田急小田原線にある東海大学前駅周辺なら、家賃2万円以下で風呂トイレ別という物件が普通に見つかります。同じ小田急小田原線の向ヶ丘遊園駅も、大学生の利用が多い街でしたので、2万円台の家賃でアパートが見つかります。

引っ越しできることが条件になりますが、年収200万円なら家賃は3万円以下に抑えましょう。借金をしてでも引っ越しをして、生活費を抑えましょう。

格安スマホやWiMAXで通信費を下げる

docomoやau、SoftBankといった3大キャリアのスマホを使っている人は、今すぐ格安スマホに乗り換えましょう。

現行
docomo:6,980円+通話費

格安スマホ・格安SIM
楽天モバイル(2GB):1,480円(2年間)
OCNモバイルONE(3GB):2,650円

格安スマホに変えることで、4,000〜5,000円ほど通信費を下げることができます。通信量の上限を上げると費用がアップしてしまいますので、自分がどれくらいの通信量を使うのか見極めなくてはいけませんが、インターネット無料のアパートへの引っ越しを組み合わせれば、毎月2GB程度でもギガ不足になることはありません。

現在、光回線を部屋に引いているという場合は、WiMAXに切り替えることで、固定回線の月々の支払いを3,000円前後にすることも可能です。

光回線+三大キャリア:約11,000円
WiMAX+格安スマホ:約4,500円

これだけでも出費を大きく減らせます。自分の必要とする通信環境に合わせて最安値になるように検討してみましょう。

ファッションは清潔感を重視する

被服費を1万円としていますが、これは多くても5,000円に抑えてください。女性の場合には難しいかもしれませんが、男性であれば3,000円以下でも可能です。当然ブランド品などは買えませんが、身の丈にあった服装という意味ではそれで十分です。

選ぶときには、清潔感を重視してください。貧しいと古着に手を出したくなりますが、古着でセンスを出せるのは一部の人だけです。ほとんどの人が、ただの貧しい姿に仕上がってしまいます。

それよりは無印良品のセールなどを利用して、シンプルかつ清潔感のあるウェアを揃えましょう。ゆるふわな感じで、普段着を統一すれば衣類をたくさん用意する必要がなくなります。

清潔感を維持するポイントはアイロンがけです。少ない服でオシャレに見せつつ、清潔感を出すためには、こまめにアイロンがけをおこなってください。それだけで印象がずいぶんと変わります。新しい服を買い増すのではなく、今ある服を丁寧に着ることで、被服費を5,000円以下に下げることができます。

送別会以外の職場の飲み会には参加しない

交際費と娯楽費の合計で36,000円になっていますが、基本的には職場の飲み会には行かないようにしましょう。理由は「お金がない」で構いません。お金がないことは、支払っている会社がよく分かっていることです。咎められることはありません。

1回飲み会に行くと5,000円はかかりますので、意味のない飲み会に顔を出して生活を圧迫させるべきではありません。

ただし、送迎会には何があっても顔を出すようにしましょう。お金がなくても義理だけは忘れてはいけません。少しでもお世話になったなら、気持ちよく送り出してください。そのときにお金がなくて困らないようにするためにも、普段から職場の飲み会には行かないようにしてください。

飲み会を断れば、交際費と娯楽費を大幅にカットできます。平日にお金を使わないようにして、週末に5,000円まで自由に使えるようにすれば、少なくとも1万円は確保できます。

まとめ

家賃:-1.5万円
通信費:-5千円
被服費:-5千円
交際費・娯楽費:-1万円

ざっと挙げただけでも、毎月なんと3.5万円も浮かすことができます。引っ越しをしないにしても2万円も貯金できる計算になりますので、1年間に24万円も貯まります。これを老後の資金にするのもいいですし、運用して増やすのもいいでしょう。

1年に1回、海外旅行に行くための資金とするのもありです。

低収入でもちゃんと予算を立てて使えば、無理なく生活できます。年収200万円で生活が苦しいのは、必要のないものを買っているからです。限られたお金ですから、自分にとって本当に必要なものに使い、毎月1万円でも2万円でも貯める習慣を身に着けてください。

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