年収が少ない人なら、1度はミニマリストを目指そうとしたのではないでしょうか。必要以上に物を持たない暮らしをすれば、出費を最小限に抑えることができ、苦しい生活から抜け出せそうです。でも、実際にはほとんどの挫折しています。
ところがちょっとしたコツが分かれば、ミニマリストを目指すのはそれほど難しいことではありません。ここでは貧乏から抜け出すために、どうすればミニマリストになれるのかについて、分かりやすく説明していきます。
ミニマリストとは
ミニマリストは必要最低限のモノしか持たずに生活するライフスタイルを実行している人たちのことで、2010年くらいから徐々に増えつつあります。何も持たないというわけではなく、自分にとって本当に必要なモノは高品質なものを選びますので、必ずしも貧しいわけではありません。
むしろ最近では、ある程度収入のある人の遊びや趣味のようになりつつあります。「モノを持たない自分って素敵」という感覚を得たいためのミニマリストがたくさんいます。それでも、私たち学べることはたくさんあります。
すでにミニマリストとして生活をしている人たちから、低年収の私たちが何を学べばいいのか。そのポイントをご紹介しています。
ミニマリストになって生活苦から脱出するため5つのポイント
- とにかく捨てること
- 食料品や生活用品のストックをしない
- 損しても気にしない
- 捨てるときのことを考えて買う
- 便利だという理由だけで買わない
ミニマリストになるためのポイントは他にもいくつもありますし、人によってはこのポイントに対して「そうじゃない」と言うかもしれません。でも、まずはやってみてください。とはいえ、これだけではどうしていいか分からないと思いますので、それぞれのポイントごとに詳しくご紹介していきます。
とにかく捨てること
ミニマリストを目指すなら、まずは捨てることです。それをしないことには何も始まりません。まずは大きなゴミ袋を購入してきて、自分の身の回りのいらないものを片っ端から捨ててください。この段階では迷うものは残しても構いません(捨てることになりますが)。
- インテリア
- 2つ以上あるもの
- 1年以上使っていないもの
こういうものも捨ててください。思い出があるものは残しておいても構いませんが、ただ可愛いからという理由だけで飾っているものはいりません。2つあるマグカップ。2つあるボールペン。2つあるモバイルバッテリー。全部1つに絞ってください。
1年以上使っていないものも捨ててしまいましょう。おそらく何年経っても使うことはありません。躊躇せずにどんどんゴミ袋に入れてください。
食料品や生活用品のストックをしない
買い物をするときに安いからという理由で、まとめ買いはしないでください。トイレットペーパーはストックがゼロでは不安ですので4ロール入を1つだけ。ティッシュペーパーはトイレットペーパーで代用できますが、最初は1箱だけ買いましょう。使い切ったら買いに行けばいいだけです。
調味料も同じで「使い切ったら買いに行く」が基本です。料理途中で使い切ったら困ると思うかもしれませんが、1食分くらいなんとかなるものです。
基本的にスーパーやコンビニ、ドラッグストアが倉庫だと思ってください。緊急性のあるものはコンビニで購入し、それ以外はスーパーとドラッグストアを活用する。この考え方でにしておけば、何かを家にストックしておく必要はなくなります。
損しても気にしない
いらないものを捨てるときに、ポイントカードも捨ててしまいましょう。100円や200円で1ポイント貯まるポイントカードを持っていても、得する額はたかが知れています。それどころか、ポイントカードを使うお店での買い物に縛られてしまいます。
家電量販店ですと10%のポイントが付きますので、持っていないと損をするように感じますが、家電量販店で売っているものは、Amazonでも購入できます。そして、Amazonなら同じ家電を10%引きで売っていたりします。
ポイントカードを使わないと損したような気分になるかもしれませんが、実はそれに縛られて損をしていることがよくあります。1円でも安く買うために30分も検討したとします。その間に働けば500円くらいにはなります。1円のために500円損をしているわけです。
貧乏なら節約して当然と思うかもしれませんが、むしろその反対でおおらかさが大事です。ケチケチしていると、どんどん人間が小さくなっていきます。そして、そのスタンスが自分を追い込むことになります。ポイントカードを手放して自由になりましょう。
小さなお得なんてどうでもいいと笑い飛ばして、財布の中のポイントカードを全部手放してしまいましょう。
捨てるときのことを考えて買う
ミニマリストだって本当に必要なものは買うべきです。でも、買うときには必ず捨てるときのことをイメージしてください。「これはいずれ捨てることになる」と考えて、どこに捨てればいいのか、捨て方が分からないものは買わないようにしましょう。
例えば「鉢植え」です。グリーンのある生活をしたいと考えて、鉢植えを購入する。さて、その鉢植えは捨てるときどうすればいいのか分かりますか?可燃ごみではありませんし、不燃ごみでもありません。もちろん粗大ごみでもありません。鉢植えの土も捨てにくいモノのひとつです。
捨て方が分からないだけでなく、捨てるのがもったいなくて捨てられないと思うものもNGです。ブランド品などがそれに当たります。とてもオシャレな高級腕時計。壊れたけど修理するお金がないとしたら、すぐに捨てられますか?そういう視点で考えてみてください。
捨てられないもの、捨て方が分からないものは買わないようにしましょう。
それを意識するだけでも、すぐに何かを買ってしまうクセを止めることができます。「本当に要るかどうか」と「捨てられるかどうか」という2つの視点で考えると、余計な買い物をしなくて済みます。
便利だという理由だけで買わない
世の中には便利なアイテムが溢れています。100円ショップや東急ハンズなどに行くと、必要もないのに便利アイテムを買いたくなりますよね。「これがあれば便利かも」「生活が楽になるはず」なんて思って購入するわけですが、実際にはそんなに使うこともなくお蔵入りします。
これまでになかったものというのは、それだけで魅力的に思えてしまいます。でも、そこで立ち止まってよく考えてください。これまでなかったものなのですから、これからもなくても困らないはずです。
実は私は洗濯機も炊飯器も持っていません。洗濯機は引っ越しをするときに邪魔だったのもあり、そこで手放して手洗いをしています。手洗いなら10分くらいで終わります。自宅仕事ですので、ごはんを炊くのも鍋や羽釜があれば、ガスで炊けてしまいます。
洗濯機や炊飯器がいらないというのではありませんよ。思ったよりも、世の中にはなくても困らないものがたくさんあるということを認識してもらえればそれで十分です。その中で、自分にいらないものは手放していく。どんどん身軽になっていきましょう。
便利なつもりで買ったものが、いつの間にか重荷になっていることがよくあります。もちろん、便利になって生活の質が本当に上がるものもあります。大事なのはその見極めをしっかりとするということです。でも、大体のものはなくても困らないものです。
物があるからお金がかかるという事実
私たちは物があると人生が豊かになると思ってきました。エアコンやテレビ、車などなど、あると生活の質が向上しそうですよね。できることも増えていきそうです。でもそれは、消費社会の中での常識であり、収入が少ない場合にその輪に加わると搾り取られるだけです。
車があればとても便利です。車がないと行けないような場所もあります。でも、車はガソリン代や駐車場代もかかります。車検もありますし、自動車税も発生します。故障したときには修理代がかかり、何年か乗ったら今度は買い替えです。
自動車を手にした場合、一生にかかる費用は3000万〜4000万円と言われています。15〜20年分の年収です。
もちろん、自動車がなければ交通費が別にかかりますので、差額でいえばまた違ってきますが、少なくとも自動車はレンタカーやシェアで十分です。所有しようとするからお金がかかります。年収が200万円しかないなら、出来るだけ所有しない方法を考えましょう。
パソコンを所有するからプリンターやスピーカーが欲しくなる。USBメモリもあると便利。デジカメを買うとメモリやバッテリー、ハマってしまうと編集ソフトまで欲しくなります。本棚があるから本が増えます。所有しなければ付随する出費はゼロです。
勘違いしないで欲しいのですが「何も持つな」と言っているわけではありません。本当に自分に必要なものだけを持つようにすべき。伝えたいのはその部分です。自分の人生をデザインしたときに、なくては困るものだけに投資する。これが低所得者のお金の使い方です。
ミニマリストになるのが目的ではありません。自分の人生の目的を果たすためにミニマリストを目指しませんかという提案です。この提案に伸るか反るか自分自身で決めてください。ここで、覚えておいてもらいたいのは、物があればあるほどお金がかかるということです。
まとめ
ミニマリストという生き方と低所得は相性のいい組み合わせです。ミニマリストと呼ばれる生き方を自分で選び、モノに頼らないようになると、「買えない」が「買わない」になります。これだけでも精神的な余裕が大きく変わってきます。
完全にミニマリストになりきる必要はありません。ただ、自分に必要のないものに囲まれて時間とお金を消費していくライフスタイルからは卒業しましょう。限られた資産を有効に使っていくこと。これが新しい時代の生き方になります。